基本情報技術者試験とは
基本情報技術者試験とは、IT業界で働く際に基本となる分野を問う試験です。
IT企業に就職した方の中には、入社後に取るように言われた方も多いのではないでしょうか?
しかしこの試験、基本とはいっても合格率は大体50%ほど(令和5年4月~9月)しかないため、全く油断できません。
特に私の周りはIT未経験者が多く、取得率が3割程度だった気がします。
試験内容は、暗記系の科目A(90分)と、実技系の科目B(100分)で構成されており、どちらも6割以上取得すると合格となります。
特に科目Bの方は過去問の数も少なく、未経験の方はかなり苦戦すると思います。
実際私の周りにも、「科目Aは6割とれたのに科目Bで落ちた!」という方が多くいました。
基本情報技術者試験に受かるためにはどちらもしっかり学んでおかないといけませんね。
基本情報技術者試験の試験は1年中行われていますので、自信のあるタイミングで受けてみてください!
科目Aの学習方法
おすすめ学習方法
先ほどお話ししましたが、基本情報技術者試験は「暗記系の科目A」と、「実技系の科目B」で成り立っています。
その中で科目Aの最も大きな特徴は、「試験問題の中で、体感5割ほどは過去問と全く同じ問題が出される」ということです。
もちろん年によって上下しますが、平均して体感5割くらいは過去問と全く同じ問題です。
そのため、まずはテキストを2~3周して内容を理解、習得し、ある程度覚えたら過去問を解きまくるという学習方法が一般的だと思います。
過去問は安定して7~8割取れるようになった安心して本番に臨めると思います!
つまづきポイント
そんな基本情報技術者試験ですが、初学者が多く陥るつまづきポイントがあります。
以下の二点です。
1:テキストに載っていない問題も出題される
基本情報では、過去問からかなりたくさん出題される反面、1~2割は「テキストにすら載っていない、全く初めて聞いた」という問題も出題されます。
6割取得しなければいけない試験で、1~2割はかなりの割合ですよね…
しかもこの割合は、テキストによっても左右されます。
そのため、できるだけ多くの内容を網羅したテキストを選ぶことが大切です。
2:説明が分かりづらく、学習が進まない
基本情報技術者試験は内容が専門的で、テキストを読んでもよく分からないということが多いです。
その場合、別途ネットで調べなければいけないのですが、それがめんどくさいんですよね…
分からない箇所が多いと、勉強も進みませんし、挫折してしまう方が多いようです。
でも安心してください!
しっかりテキストを選び、分からない部分をできるだけ少なくすれば、きっと合格できますよ!
もしわからない箇所があったら、当サイトでも解説していますので、是非参考にしてみてください!
科目Aのテキストの選び方
さて、肝心な科目Aのテキストの選び方ですが、以下の三つの点に注目して選ぶのをおすすめします。
以下、軽く説明していきますね。
1:網羅性
先ほどもお話ししましたが、基本情報技術者試験の特徴の一つが
「テキストに載っていない問題も出題される」ということです。
そしてこの割合は、選ぶ教科書によってかなり大きく左右されてしまいます!
せっかくテキストの内容を全部覚えても、そのテキストが全然範囲を網羅できていなかったら意味がないですよね。
ですので、できる限り基本情報の内容を多く網羅している教科書を選ぶ必要があります。
2:説明の分かりやすさ
二つ目のポイントは、テキストの説明が分かりやすいかどうかです。
基本情報技術者試験では、「テキストの説明が難しすぎて、理解できない」ということも頻繁に発生します。
ですので、「説明が分かりやすいテキストを選ぶ」というのもかなり重要なポイントになってきます。
3:テキストの使いやすさ
最後のポイントは、テキストの使いやすさです。
基本情報技術者試験のテキストでは、章ごとに過去問を載せていたり、赤シートで単語を復習できるようにしていたりと、使いやすいような工夫がされています。
人によって使いやすいテキストがあるので、どのテキストが一番使いやすいか見てみることが重要ですよ!
おすすめテキスト4選!
1冊目:令和06年 イメージ&クレバー方式でよくわかる かやのき先生の基本情報技術者教室
1冊目にご紹介するテキストは、「令和06年 イメージ&クレバー方式でよくわかる かやのき先生の基本情報技術者教室」(技術評論社、2023年11月27日出版)です。
実は私自身このテキストを使っており、科目Aで815点を獲得しました!
特徴はやはり網羅性の高さです!
新しい問題もすぐテキストに追加されており、細かい単語までカバーしています。
また、このテキストでは各節ごとに過去問題が掲載されており、学んでからすぐに問題を解くことで記憶が定着できるような構成になっています。
そしてその問題すべてで受験者の正答率が「高」「中」「低」で分かるようになっているのもありがたいですね。
さらに今回から赤シートに対応しており、暗記学習をしやすくなっているのもポイントです!
2冊目:キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 令和06年 (情報処理技術者試験)
続いてのおすすめは、「キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 令和06年 (情報処理技術者試験)」(技術評論社、2023年12月2日出版)です。
このテキストの特徴は、なんといってもイラスト付きの分かりやすい解説です。
各ページには動きのあるイラストが載っており、システムの流れやイメージをつかむことができます。
また、単語だけではなく、なぜそうなるかをしっかり解説してくれているため、単純暗記ではなく、納得してから覚えることができます。
作者が「最後まであきらめずに楽しく読んでもらうこと」、「試験のための勉強に終わらないこと」(出版社からのコメントより引用)を目指した教科書になっています!
3冊目:【令和6年度】 いちばんやさしい 基本情報技術者 絶対合格の教科書+出る順問題集
3冊目におすすめするのは、「【令和6年度】 いちばんやさしい 基本情報技術者 絶対合格の教科書+出る順問題集」(SBクリエイティブ、2023年12月15日出版)です。
特徴は、テキストの使いやすさです。
重要単語は赤字になっており、赤シートで隠せるようになっていたり、
よく出題される単語には「試験にはこれが出る」と記載されているなど、読む側がとても使いやすい工夫がされています。
また、各節の終わりには練習問題が載っており、学習後すぐに問題を解くことで記憶を定着させることができたり、巻末には単語集がついているので、後で振り返りやすくなっています!
4冊目:ニュースペックテキスト 基本情報技術者 2024年度 [シラバスver.8.1 対応]
最後におすすめするのは、「ニュースペックテキスト 基本情報技術者 2024年度 [シラバスver.8.1 対応]」(TAC出版、2023年12月20日出版)です。
このテキストの特徴は、図がカラーで記載されていることです。
おかげで、一目見ただけでイメージしやすいイラストになっています。
また、単純暗記の部分と考え方のプロセスを知らなければいけない部分で色や解説の方法を変えており、
効率の良い学習をすることができます!
豊富な練習問題で頻繁にアウトプットを行えることもポイントです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介したテキスト以外にも、たくさんのテキストがあります。
そしてそれぞれに異なる特徴があるので、是非自分に合うテキストを見つけて勉強頑張ってください!
繰り返しになりますが、科目Aは過去問もかなり重要になってきますので、テキストだけでなく過去問演習も忘れずに行ってくださいね!